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ひゃくようんじゅうじわーるず

なんでもありだよあいうえお。うえにいくほどあたらしいよ。

エドワードとウィンリィ #2
やっぱ昔から背高かったらなあ。今更過ぎ、もういいじゃない。いや、だってよ?俺がお前より背高かったら、小さかったお前をこうやって抱きしめられ・・・いやいやいや、何言ってんだ、俺!? ・・・ばか。

司城兄と妹 笑う三部作3
互いの中にある欲はただ一つ。互いは彼女彼氏を作って、それらと楽しいひと時を過ごす。しかし、それらが彼らの大事にしているものを侵犯したならば最後、あっさりと切り捨てる。互いを守護するためなら、誰かのものになんて、彼らは絶対にならなかった。

ロレンスと柚子 笑う三部作2
人って虚しいもんでさ、結構あっさり忘れちまえるもんなんだ。あの悲しかった記憶を呼び起こしてももう二度と、あれ以上に悲しくなれないんだ。それでも彼と私は、クマのぬいぐるみを、未だに買う事が出来ない。

俊介と和音 笑う三部作1
和音さん、目を瞑ってください。嫌だ。開けたままは無理です。俊介…さんがお閉じになられれば宜しいのではありません事?いいから閉じろ、つか閉じた方が気持ちいいらしいですよ。本当かあ?ええ。俊介が言うなら間違いない、閉じてあげよう。ありがとうございます、それと俊介さん、な。

ダンとニナ
毎日大人になってく君を、見送るのが楽しくて楽しくて仕方ない。だが、大人になって美しくなった君を、今の自分は愛す事はアストロノウツの僕は勿論、ガイアをもってしても不可能だから、いま一番愛くるしい君だけを愛そうって、決めたんだ。

ロイとリザ #16
一生添い遂げる覚悟よりも、貴方の手に触れる覚悟の方がよほど決まらないなんて

白澤と鬼灯 #2
キスマーク付けるよりも、傷を付けた方が楽でしょう。つってもさあ、ここまで傷だらけにする必要性ある!?全身痛いっつーの!ありますよ、他の人、抱く気失せるでしょう?・・・。あと私を抱く気も。ほんっと可愛くねー!

利吉と小松田 #4
「あれ、利吉さんもう帰っちゃうんですか?折角、学園長から和菓子分けて頂いたから、利吉さんと一緒に食べようと思って待ってたのに。残念ですう。あ、お忙しいのに呼び止めてすみません。はい、サインお願いします」そこまで言われたら、今さら暇なんて言えないじゃないか!

蛍と直保
身体が女なら、直保に抱いて貰えるけど、こんなにそばにはいられない。異性だと恋人としても、友達としても、いつか別れが来るから。それでも僕は、今日もスカートを履く。

ロイとリザ #15
「リザちゃん」「は?」「ヒューズの真似」「やめてください、真似するなら別の」「じゃ、リザは最高にいい女だ、アメストリス、いや、世界一だ!」「・・・」「ヒューズの真似事、奥様自慢編」「誰が奥方ですか!」「写真まで出せるぞ、ほら可愛い・・・はい、すみませんホークアイ中尉」

白澤と妲己
事後に多少放っておいても、彼女は何も言わない。機嫌も損ねない。うっかり間違って別の名前の女の子の名前言っても、笑って許してくれる。そしてなんていったって、「世界で君だけを愛してる」を絶対に本気に取らない所が、最高に堪らないんだ。

ジンとユノハ
「ジンくんの手はおっきいですね」互いに掌を合わせながら、ユノハは言う。「おっきくて、羨ましいです」羨ましいのなら、あげるよ。僕のこの手を。僕を見つけてくれた、君になら、全てあげられる。

鬼灯とマキ #3
この世界に入るまでに、たくさんの事を諦めてきた。好きな物を好きなだけ食べる事、友達と遊ぶ事、無駄な夜更かしをする事、日焼けを気にせず外を駆け回る事、好きな人を作る事。スポットライトを浴びる為なら、好きな物を諦める事なんて簡単なのに。あの人だけは諦めきれない、どうしよう。

銀時と神楽 #5
袖を掴む。伸びるぐらいに掴む。離さないように、離れないように。いつだって、どこだって。

白澤と鬼灯
あのなあ、目を触るなって言ってるだろう!!集中出来ないんだよ、集中!!善処しますよ、白豚さん。オイ。私だって好きで触ってる訳じゃないですし、それこそ『集中』しているのですから、そっちまで気を回せる訳ないじゃないですか。……それさあ無自覚?計算?さあ、どっちでしょう?

ロイとリザ #14
キスしたかった?唇を付けたままに聞いても、頑なに否定する筈なのに、今日に限って頷くなんて。早く帰らなければならないのに、辞められる訳がないだろう、馬鹿者が。

鬼灯とマキ #2 そして白澤
分かりやすい奴。実に滑稽だ、冷徹といわれる男が、たまたまテーブルの上で開かれてた週刊誌の記事ひとつで振り回されている様が。うさぎを抱いたまま、いつもあーいえばこーいう口はへの字になって、苦い顔して記事読んでら。でもお砂糖飽和で溶け切らない程、あの子が好きなんだろ?

ロイとリザ #13
吸うかい?差し出された煙草に私は躊躇なく手を伸ばす。でも吸い方が分かりません、と言えば、少佐は小さく笑う。そして自分で考えなさい、とライターを投げられる。昔のように甲斐甲斐しく教えてくれる、彼はそこにはもういない。教えてください、と素直に甘えられる私もいないけど。

鬼灯とマキ
どうするのこれ、どうするの?まずネタがないのよネタが!「お店の方、どうですか?」いやあの人は官吏であって管理じゃないし。そもそも電話してくんの早いのよ。一時間前よ?交換したの!大体「なんで私に聞いたのよ…」鳴り続けるは、私の変な歌声。ディスプレイには、閻魔の犬の名前。

マリア ハニトラ
愛を欲しているわけではない。地位でも、金でも勿論なく。私が強烈なまでに欲しているのは、任務を遂行するまでの、他には味わえない高揚感だけなのよ。平穏なんて、いらない。本当に、いらないのよ。だから、こないで。

エリザベスとロイとリザ #2
「他のコの事考えてるでしょう?」受話器越しで拗ねた声を出す敏い彼女。だけど怒られない。だって君はこわーい副官じゃないからね。「女の子の前でそんな事するなんて最低ね、ロイさん」でも気になるあのコと重ねてしまうのは、君だけだよエリザベス、なんて言ったら君は照れるかな。

友里と越智 #1、2
ゆうりんにしがみつく。他の女なら絶対に嫌だけど、暑くても汗が混ってもゆうりんなら構わない。嫌がるゆうりんすらどうでもいい。「あ、浜田だよ」しらっとさりげなく、でもあくまで奴ではなく私に向けられた言葉。意味するところは暑いから離れろか、それとも言葉のままか。
「・・・ゆうりん、暑い」離れて後ろを向いてもだあれもいないからっぽの渡り廊下。もちろん奴がいるわけなく。「やっと離れた。やっぱ浜田最強だねえ」意地悪、またしがみついてやる。

堺と世良 #1、2
歯を丁寧に磨きながら、いつもより肩幅の合わない、首元がだるんだるんのTシャツを鏡越しにぼーっと見つめる。この体格差は今に知った事ではないけど。隣にいる堺さんは勿論Tシャツはジャストサイズ。「堺さん」「あ?」「身体大きくて羨ましいッス。交換してください俺と」
「無理。テメェみてぇなチビでついこの間までカップ麺食ってるような不摂生野郎」言われると思った。確かに思い当たる節だらけだけども。「ヒデェ!」「それに逆だと抱きにくいだろ」やっぱこの身体、嫌だ。真っ赤になったのがTシャツによっては隠せない。

心と能井
バーベル、プロテイン、わけわからん鎧、背筋を集中的に鍛える本。かつて写真に愛らしいワンピースを着て収まる少女の持ち物とは思いたくないわけだが。「ぜーんぶセンパイのためッスよ?」にへら、と憎たらしくも愛らしく笑われては何もいえないだろうが。

ぬ〜べ〜とゆきめ
恒例行事が始まった。「鵺野先生、雪ですよ、雪!」ゆきめは冬将軍が連れてきた初雪に大いにはしゃぐ。「だってあきないんですよ」嬉々として鼻歌を唄ったり、指先で薄い雪をスクリューさせてみたり。それも絶えず笑顔で。「鵺野先生もそう思いません?」ああ、飽きないなあ、どれも。

ロイとリザ #12
均一に波を立てているお気に入りのアコーディオン・プリーツのスカートが乱れる様を他人事の如く見つめてしまった。普段あんなに皺になる事を恐れていたのに、むしろ今はどうでもいい。中で動く手に翻弄されて、私の声と心臓の方がよほど不均一なのだから。

銀時と神楽 #4
コタツの中でこっそり絡ませる足が少しだけすき。ごつごつしてて、髪の毛と似たような毛が脛にしか生えてなくて、いつでもどこかが少し冷たい。ずっとこうしていたいのに、いつも途中でぼんやりとしてしまう。ああ、勿体無い。だからほんの少しだけこの足がきらい。

サドとトリゴヤ #1〜3
さど、さど、さど。口内も唇も切れてまともに動かせないのにそれでもトリゴヤは私の名前を呼ぶ。もういいんだ、もう、やめて。「しゃべるな、トリゴヤ」言わなくても彼女にはとうに伝わっているのに私はそれを口にする。そうでもしないといつまでたっても私の事を呼びそうだったから。
だってね、さど。トリゴヤは涙を浮かべると口の端から更に血が溢れる。ああ、やめてよ。あんた痛いの嫌いじゃんか。それでも痛みを堪えながら彼女は私に「さどの気持ちはわたしには伝わるよ。でも、わたしのきもちはいわないと、さどに伝わらないでしょう・・・?」
そう言った後、トリゴヤは懸命に顔を寄せて、私の耳元で私への謝辞と好意を述べる。彼女をこんなにしたのは私。こんなにしても尚。このばか。だから虐められるんだよ。「私も好きだよ」嫌ってほど伝わっている思いを再び改めて口にすれば、満足げに笑って、トリゴヤは漸く目を瞑った。

エリザベスとロイとリザ
「副官さん?」「なあに、エリザベス」「早くしないと」「早くしないと?」「ロイさん奪っちゃうわよ?」「いいわよ?」「・・・いいの?」「ロイさんとやらは差し上げるわ。その代わり、大佐は譲りません」「またまた。怖いお顔よ、副官さん」「貴女も大概よ、エリザベス」

苹果
知らない男の子から突然のメール。誰、勝手に教えたの。翌日、友達に聞いたら某私大付属のイケメンで、この辺りのちょっとしたアイドルらしい。でもちっとも心が燃え上がらない。というか既に燃え尽きてしまった感のある私の恋心。まともに恋なんてした覚えはないのに尽きた、なんて妙だけど。

ロイリザ #11
前髪に何かついてるぞ、取ってあげよう。何の疑りもなくついと寄って来る。さて。口は改めて紅を引かせるのも気が引けるので除外。耳を舐めるか、ハイネックを少し捲って跡を残すかだな。だが最初にすべき事は自分の命を護るために、彼女の手を塞ぐこと一択だ。

先生となる #1、2 未来
結局今年もこれになっちまった、と封筒を渡すとなるは出会った時から変わらない笑い方でそれを握りしめた。これのどこがいいんだ。不思議で堪らないが最初に渡した時、あんな派手に喜ばれちゃこれ以外思い付きようがないのも事実だ。「今年はね、もう決めてんだ」
封筒からすぐに『なんでもいうこときくけん』を取り出して一回分をぴりぴりと切り取って俺に渡す。毎年恒例なのにこの瞬間だけはいつも緊張感に包まれる。さあなんでもこい。あ、ターザンは勘弁して。あれ結構トラウマ。「先生、私と結婚して」なる、俺、そんな顔のお前見たことない。

先生とひな
「あみこみして」「お前ダサいって言ったじゃん」「いつの話してるの」「自分でやれ、先生は眠いから。」「先生がいいのに」「まあ俺は芸術家だからなあ。美容師よりもセンスはあるとは思うけど」「・・・・・・先生ってばか」「え、なんで泣くの?」

先生とヒロ #1〜3
ーお前さ、俺が向こう戻ったらどうする? どうするっておすそ分けする手間が無くなるし、心配事がなくなってむしろ、楽。屑みたいな料理しか作れない、クラッカー持ってるだけで見てるこっちがそわそわする大人なんて先生しか知らないし。そんな事聞くって事は。「帰る予定、あんの?」
ーいや、まだ。 まだって事はいずれ帰るんだよなあ。料理は作れるのか、包丁で怪我したら先生の場合支障が出るだろう。周りに迷惑かけず生きていけるのか、変な女に騙されたりしないのか。ってなに考えてんだ俺。「なんでそんなこと聞いたわけ?」
ーえ、なんとなく。 芸術家とは程遠いぐらい行動が読める先生だけど、雲のように掴めない。こういうタイプはいつのまにか消えていなくなる。やっぱ、心配。「なるにも聞いてみっかな。あいつ泣くかもな」なんだ、その質問俺だけじゃないのか。この寂しがり屋め。なんだって、なんだ。

利吉と小松田 #3 現パロ、受験勉強中
随分と楽しそうだ。メールに添付されてた画像はピンボケ、小松田君の指が見切れたパーティの様子と、ー 来年は一緒に! 私はまた参考書を開き直す。休憩ついでにバイト情報誌が鞄に忍ばせてある。来年、笑顔で今日の日を過ごすのを夢見て

冠葉と陽毬 #2
「かんちゃんはサンタさんに何頼んだの?」全身鏡の前でおたまをマイクがわりにくるくると輪る。スカートの裾はまるで重力に逆らうようにふわりと浮く。そのままどこかへ飛んでしまいそうな。「俺は」本当に欲しいものなんて望んではならない。真っ黒いサンタクロースに奪われてしまうから。

ロイとリザ #10
私、寝てたんですよ、サンタなら起こさないでください。何が欲しい?睡眠です。夢がない。じゃあ何くださるんですか?。例えば、。大佐はいらないです。君な。これ以上大佐はいらないです、たくさん貰ってますから。・・・中尉。はい?どういう意味?サンタに聞けば判るんじゃないですか?

佐藤と八千代 #2
佐藤君、さとうくん、さとーくん、さとおくん・・・「・・・じゅんくん」口にしたら頬が熱くなるの。どうしてかしら、佐藤君。

宮沢父母
「雪乃が結婚するのが嫌なんじゃない・・・初孫が嫌なんじゃない・・・有馬くんにお父さんと呼ばれるのが嫌なんじゃない・・・」「じゃあ何が嫌なの?」「うおおおお!全部嫌じゃないのになんか全部嫌だあああ!!」雪ちゃん、お父さんは幸せそうです。

ロイとリザ #9
リザって呼ばないでください。その一言に続けてリザは恥ずかしいです、と言う。やめてくれリザ。そんな顔されたら私が恥ずかしくなる。

ナナリーとルルーシュ
お兄様。昔のように瞼を閉じて呼んでみる。なんだいナナリー。だけど私を呼ぶ声も近くに来る足音も無い。こんな事になるのならこの瞼が開かなければよかったのに。でも瞼を開けて見た全ての世界はお兄様が私のために遺してくれた世界。だから私は生きるしかない。お兄様はいないのに?

ロイとリザ #8
彼への見解を誤ったとは思ってはいない。ただ私は私自身を完全に見誤った。身も心もこんな風に奪われてしまうなんて。

唯と梓 #3
あずにゃん、と耳元に絡みつく息は多分少し白い。後ろからぎゅうと包むように唯先輩は抱きついてくる「くすぐったいです」だけど私は決して断らない。ちょっぴり寒いし、27日だし。それ以外に理由なんて何もない。

シスターとマリア #12
「ねえねえシスター」「なんだ」「・・・」「・・・なんだ」「呼んだだけ」「・・・」「ねえねえシスター」「・・・また呼んだだけか」「何その嫌そうな顔。お望み通りうざい女装癖変態ロリコンとでも言ってやりましょうか、つまんない男」頬から鮮血。

ロイとリザ #8
もう輪郭すらぼやけかけてる母にリザにも素敵な王子様があらわれるわよと、優しく言って心地よい手で撫でてくれた事を思い出す。お姫様になれば母みたいになれるのかしらと思ってたのに。「中尉困った。雨に降られて動けん」現れたのは雨の日に迎えに行かなきゃならない王子様だった。

蛭魔と姉崎 #5 11月24日
世界にとっては変哲もない一日だ。違う事と言えば姉崎という少女がひとつ歳をとった事と、隣に座る男が仲間から彼氏になった事。互いに観える世界の明らかな変化でもいつも通りに悪態をついてみたのは意外にも彼女の方だった。「蛭魔くん結構ロマンチックな事するのね」

貴志と真秀 VS雪乃戦、終戦
真秀、どうした。真秀は俺の胸でただ顔を埋めるだけで言わないし、泣きもしない。「自分の事は自分で決めるわ」かつて一度泣かせてしまった時、そう言った。言葉は掛けない。まだ大人ではない彼女の葛藤を、邪魔する権利なんて俺にはないのだから。

ロイとリザ #7
彼女の全て奪ってしまった自分の手を無性に呪いたくなる。それでも尚イノセントな日々はいずれまたやってくると自分へのハードルを下げてやる。タチの悪さなど今に始まった訳ではないが、そうでもしない限り彼女を解放する事など出来やしない。

坂本と陸奥
乙夜で戻って来るなんて、どうした珍しい。いつも通り酩酊しているのに変わりはないが。「陸奥の顔が見たくなってのお」いつも見てるき、なに言うつもりじゃ。「やっぱり一番陸奥が可愛い」「おりょうちゃん、とやらは?」「同じぐらい」銃を構える理由は二つ。嫉妬と羞恥。

はるかとみちる
時世に従う運命でしかない。それでもいつまでもあなたの横を歩きたい、いつまでもあなたの風に靡く髪を見ていたい、いつまでもあなたを好きでいたい。もしも離別が運命であるのなら、私はその運命とやらをかの大海原の深い所に閉じ込めさせたい、永遠に。

ロイとリザ #6
互いに強靭な精神を持ち合わせている訳では無い。言うなれば私も貴方も玻璃のようだ。使い方を違えばあっさりと割れてしまいそうな貴方。だからそれを守るのは同じく玻璃な私。貴方の焔に溶かされて、小さく硬くなった玻璃な私。

ゾロとナミ
「足裏フェチ?」「別に」足裏の痕をそっと撫でる。痛みが無いのは当然で、撫でた所で意味など持たない。あの時の俺に2人を片付ける程の力があれば。「責任とってよ」心中を察して足裏を動かしながら言う。金か?「どうやって?」「優しくしてよ」金より難題だろ。

コーネリア
独りのティータイムは茶が冷めるのが早い癖に、反比例して菓子の減りがやたらに遅い。あの子がいればいいのに。妹が死んでからの年数がすぐには出てこないのに、日常は未だ彼女を求めてる。自分の傲慢さはいつになったら治るのか。それもユフィ、おまえに聞かないとわからんのだよ私は。

羽柴兄弟とめぐみとかおり
めぐみはね背高くてイケメンで将来有望でめぐみに甘い男がいいの!オイオイめぐみ、それは嵐士じゃねぇかと言わないのは、決してこのクソ女の為なんかじゃない。アイツの親友の傷つく顔がクソくらえだからだよ。

セラヴィーとどろしーちゃん
あんた、最近何企んでるのよ。どろしーちゃん、流石鋭い!もしかして僕の事、と言ったところで魔法弾を撃ち込んでくる。いやいやただの惚れ薬ですよ!更に破壊力を増す魔法弾を除けながらこっそり思います。(ホントは君を追いかける男共への毒薬だなんて)

アルフォンスとメイ
そんなに泣かないで。浮気なんてしないし、君が1番大切だ。耳元で囁いて上げれば蕩けたような顔をしたので、これで三ヶ月は持つだろう。他の男にそんな顔なんて、絶対にしないだろうし・・・しないよね?

リクルートとニノ
世界は広い。今まで井の中の蛙であった自分はその広大さについていけず、あなたと過ごす時間が出増える毎に更に広くなる世界に困惑している。だけどあなたがいるなら地球も金星も、きっと太陽の向こう側だって怖くない。

神楽と銀時 #3 それと新八
「神楽ちゃん、最近字綺麗になったね」んだよ新八余計なお世話だ「練習したの?」私くらいになると少しの練習で上達するネ。眼鏡、お前と一緒にすんな「銀さんに伝言書くため?」・・・・・・うるさいアル。

響子と朱美 めぞん一刻
可愛い赤、安心の緑、シンプルなグレイ?色違いのアーガイルのセーターを悩みに悩んで緑を抱いた。なんだかときめく緑のセーターは黒いプリーツにも合う筈よ「それ、五代くんも似たようなの着てたよね?」と言ったのは朱美さん。セーターはタグついたまま、タンスの奥へサヨウナラ。

ジャーファルとピスティ
少しだけあなたを羨ましいと思いますよ。ジャーファルさんは漏らすように私に言った。自由な部分なだけだと強調するけどジャーファルさん、私はあなたが羨ましい。あなたのようにたった1人を愛し抜く覚悟なんて私にはまだまだ出来そうにないもの。

一方通行と打ち止め  #2
どうしても届かない。ミサカたちへの背徳をもってして罪を背負って優しさも愛情も全て反射してしまう。ミサカはあなたのそばにいたいのよ。あなたがいないとダメなのはミサカのほうなのよ。

本田と葵 どろ高、番外編より
桜がほころびはじめるよりも先に彼らは美しく咲いてここを去って行った。毎年の事だけど、今年は少し咲くのが遅ければいいのにと思ってしまったのよ。ねえ本田さん、いまなら私、宇宙にいってしまいそうよ。まだまだ読みたい本があるのに。

スザクとユフィ
ユフィ、と呟いたスザクの声は心肺停止音に阻まれる。白く明るい部屋のはずなのに暗澹に歪んだ自分の視界を呪う。世界はやはりこんなにも絶望に満ちている。だが期待に胸膨らませた日々を裏切る事も出来ず、彼は白い騎士となる。

ロイとリザ #5
のぞき穴を覗くと見事、残業を終えてどうにかしてドラキュラに着替えた大佐が立っている。もう0時は越えてしまったのに、お菓子なんて勿論用意してない私にどんなハロウィンをするつもりなのだろう。愛器の弾を確認してそっとチェーンを外した。

シャルルカンとヤムライハ
ナニソレ。人の顔を指さして何事よ。もしかして「化粧の事?たまにはいい、ぶわっふ!」いきなり布が顔に擦りついて顔面に乗せた全てがぐちゃぐちゃになる。視界が開けたと思えば、布はヤツの袖だったみたいでルージュが見事に移ってる。「似合ってねーよ」しろっていったのどこの誰よ!

佐藤と八千代
不毛だと俺も周りの人間も思ってる。その不毛さから逃れる事など簡単なようで、俺にとっては八千代を手に入れるのと同等に無理な話だった。

沖田と神楽
三人の様子を俺は俯瞰的に見る事しか出来ないのは当たり前だ。俺には俺の場所がある。それでも一年もたっていないのに親愛に溢れてる様が俺にとっては痛々しいのと同時に、期待で心揺れた。

大工と関口
あなたとなら、部室でもグランドでも中庭でも屋上でも囲碁をしようとサッカーしようと、最高に楽しくて最高にときめくの。

なるとひな
「ひなは先生の事が好きか」「うん」「じゃあ“らいばる”だ。ひなは“らいばる”って漢字しってるか!?」「ううん」「こう書くんだ」【友達】

冠葉と陽毬
冠ちゃんはキスした事ある? ロールキャベツを巻く手が止まる。「陽毬は?」陽毬もロールキャベツを巻く手が止まる。私はわかんない、と一言。だから先日触れた薄い可愛らしい唇を見つめながら、俺もわかんない、とだけ答えてロールキャベツ作りを再開する。

ロイとリザ #4
背中の守り方も、踏み外した時の対処の仕方も、キスの仕方も、誘い方も、全て私が教えてやる。だから他の男にしてくれるなよ。

銀太郎とハル
悟が他の女と結婚した時、ハルはずっとぎんたろやまことに縋って泣いてた。泣けるハルはまだ楽だ。それに比べてぎんたろはきっと苦しい。泣けないし、人のように神様に願うことも出来ない。かわいそうなぎんたろ。だから今日だけはハルが側にいてやろう。まことの代わりにはなれないけど。

銀時と神楽 #2
離れたくないヨ、私、銀ちゃんのお嫁さんになるネ。と涙ながらに言うもんだからえいりあんはんたーになったら考えてやるよと言ったら涙なんて流してなどいないかの如く、とっとと宇宙船に乗り込んでいった。とりあえず、俺も今日から父と兄を返り討ち出来る力をつけておこうじゃねえの。

先輩と後輩 #2
おまえって本当、部長好きだよな。大好きですよ、先輩とは比べものになんないくらい! 聞いてない、聞いてない。ちなみに俺はおまえのこと 私は部長がだーい好きなんです!! 聞けよオイ。

侘助と真緒 #2
おじちゃん、耳掻きしたげる!と息巻いて断っても断ってもせっつくので黙って耳を差し出すと綺麗すぎて取り甲斐がない!と文句を言う。だんだんばーちゃんに似てきたなあ、しつこいところと俺に対して甘いとこと、結局そばにいるところ。

シスターとマリア #11
彼が好みのお化粧の仕方も、仕草も調査済みなの。全てが型通りで、私はさながら操り人形。だけど頭の中でふと思う。自分の思うままに動く手足で、自分の好きなルージュで、貴方に抱き留めて欲しいのよ。

蛭魔と姉崎 #4
したいよ、蛭魔くん!駄目だ。お願い、我慢出来ない!・・・・・・テメェはおねだりをするタイミングを改めろ!     罰ゲーム、セナの話禁止

利吉と小松田 #2
「利吉さんは僕の事、ちっともわかってないです!」ああ、そうだ分かってないよ、君が何を考えてるかなんて一生わからん!「僕は利吉さんの事、こんなに好きなのに」本当にわからないかもしれない・・・

ロイとリザ #3
君に全てを預けたくなるという割に私に預けようとしてはくれない。そんな覚悟など、私の未来を託す前から出来ているのに。

銀太郎とまこと
ぎんとなんでけっこんできないのかなあ、と俺の尾で遊びながら対して深く思ってもない事を言う。ンなん、俺が聞きたいくらいだ。

エドワードとウィンリィ、何年後かの10月3日
玄関口にて。箒でキリのない落ち葉を払う。その果てのなさが私の心を揺さぶる。でも今日はきっとアイツの方が。空を見上げて、このどこかの下でいるであろうアイツの心が穏やかである様に祈る。

シスターとマリア #10
ヤドリギを植えたのは誰なのか、掴んだ手首を見ながら懇願。

シスターとマリア #9
雨がやまない。羊も君も空を憂いでる様がまざまざと想像できる。いつかその顔が雨天であろうがなかろうが晴れる日がくるのか、全ては神のみぞ知るのか。それとも自分自身が知っているのか、とりあえず雨が止むまではわかりそうにない。

ロイとオリヴィエとリザ
私が男なら貴様なんぞ蹴散らしてホークアイを副官にする。その言葉に男は和やかな笑みを浮かべて、その前に少将を消炭にしますよ、という。冗談ばかり言う男も嫌いだが、きかん男はもっと嫌いだよ、マスタング。

侘助と真緒
おじちゃん、血出てるよと少女に差しだされたハンカチを手に取る。おじちゃん、謝りにいこうよ一緒に行くよ、何も知らないわからないのに俺が悪い事はわかるのかいと聞き返せば、おばあちゃんを困らせたことだけよと謝るのはと真剣な顔して俺にいった。

蛭魔と姉崎 #3
蛭魔くんの意地悪っぷりには辟易する。生まれ変わったら蛭魔くんのいない世界がいい、といったら意外とつまんねぇぞ多分、と言う。そうかもね、と言わない私も大概意地悪だと思った。

ロイとリザ #2
執務室ではしないって決めてるんだけど。当たり前です。意味が解るのか中尉には。・・・。だからさ中尉。なんでしょう。もうこの仕事、終わりにしていい?駄目です。

沖田と神楽 #9
ねぇ、おきたとさり気なく呼ぶ。なに神楽、と言い返せば物凄く嫌そうな顔をする。言わなきゃよかった畜生。

シスターとマリア #8
私の事をどう思ってるのかと済ましているその顔からとっとと血でも吹けばいいのにと願うのに今日は調子が悪い。ここから解放されれば、ここを血だまりにすることが出来るのに!早く離してよ

律と紬
反射でついつい、あついよむぎ、と言ったらでごめんねりっちゃんって謝ってむぎは離れた。離れてなんて言ってないけど。

ロイとリザ
これは、あの医者にやられた時。これは?ああ、あれかエンヴィーだろう。背中のやつは言わずもがな。だがひとつ。顔を近づけて、目を細める。うむ、やはり。「目の下のは、見覚えがないのだが」「私の傷をひとつひとつ記憶しているのはやめて頂きたいのですが」

沖田と神楽 #8
だいきらいよ、だいきらい。そうしか言えない私が大嫌い。

神楽 #2
私の好きになったものはみんな遠くへ行ってしまう。パピーにマミーににいちゃん、定春。行かないでよ、といえる勇気は未だ持てない。だから私はあいつの背中を見送る事しか出来なかった。

利吉と小松田
思いどおりにならないと嘆く割りには理想の君がわからない。振り回されて投げられてそれでもやめられないのは、やっぱり君が思いどおりにならないからで。

沖田と神楽 #7
いまこの世で一番適いそうにない男の名ばかり唱えるその口を塞いでやらァ、この口で

シスターとマリア #6
あなたの傷、今の技術ならどうにかなると思うけど。と彼女に問われて黙らざるを得ない。此れ程までにわかりやすい愛情表現を失ってたまるものか、と神に誓うし君にも誓う。

一方通行と打ち止め そして黄泉川
「打ち止めって香水つけてんの?」「ア?」「あの子いつも甘ったるい匂いするじゃん?」「グロスだよ、グロス」「グロスだけであんな匂うか?」「くっせェ上に甘ェ味すンだ、あのグロス」「一方通行、なんで味知ってんの」

勘右衛門と兵助と竹谷 竹谷が狼男
やめれば?と言いそうになる口をつぐむ。私がそう言ってしまえば、兵助が悲しい顔するのなんて分かっているからで、だが兵助が幸せにならない事もはっきりと見えている。林の口をぼうと見つめる兵助を見て「そんなの、本人が一番知ってるはずだ」と、懸命に思い込む事にした。

ダンとニナ
他の女の人とキスなんてしないで、私だけを見てて、私だけのダンでいて。すねる私にダンは見かねて私の顔を覗き込む。じっと見つめてくるから、目をつぶれば「ニナ、一緒に風呂入る?」そうじゃない!キスして抱きしめてくれればいいの!「ダンの馬鹿!」

シスターとマリア #5
古傷からあふれ出る血を見て、我ながら感心した。この自分を生きながらえるための液体は、彼女の毒舌とともに単なる地を汚す液体と化する。それでも私はやめられず、自分の命より、彼女を選んでしまうのだ。

唯と梓 #2
ハンカチもった?持ちました。ティッシュは?持ちました。鉛筆は?消しゴムも鉛筆削りも受験票もあります。カイロ!持ってますって。先輩と一緒にしないでください。だって心配なんだもん、あずにゃんが同じ大学じゃないなんて絶対嫌!一瞬、数式も英単語も飛んだ。

銀時と神楽
かぐら、とどこかで銀ちゃんの声がする。ずっとそばにいてほしいなんてわがまま言わないから、ずっと名前を呼んでいてほしい。かぐらって、お願い。

シスターとマリア #4 シスマリシリトリ
「何か面白い事いいなさい」「いいのがあるが…過去の話でも」「木綿豆腐にぶつかって死んでくれない」「いや、マリア面白い話ならまだあるから話を聞いてほしい」「いいわ」「私は君の事がす」「絹ごし豆腐にぶつかって死ね!!」

蛭魔と姉崎 #2
私じゃなくても、よくない?って蛭魔くんに好意を抱かれていると分かった時から多分もう、1万回くらい思ってるの、って言ったら、それは光栄だと高らかに笑っていた。


はじく弦、ギターの音はひとつ。足りない、足りない、あともう一つのギターの音。私を導いてくれる、あの子のギターの音。

神楽
ほしいものある?と聞かれて、いつも家にいるパピー、健康が取り柄なマミー、明るくて優しいお兄ちゃん、この言葉が簡単すぎるのに、私にとってはこの星から出ていくくらい勇気のある事だった。

姉崎とセナ
傷つけたつもりなどないし、傷はついてないと、思う。でも、かつてあった自信がいま、微塵もなくなっている。おかしい、こんなつもりであの子のそばにいたわけではないのに。

マリアとニノ
自分が世界の中心の世界なんて、想像したことがない。いつでも彼らはコマのように振り回したし、使い捨てた。しかし、こんなに優しい世界の中心に出会えたことは、奇跡に近い。こんな奇跡、二度と起こらないでほしいと、切実に金星に、願った。

沖田と神楽 #6
「おまえ、うざいナ」きらいじゃない。だけどどう模索してもやっぱり毒を混ぜた言葉しか出てこない。これから素直になる、勇気もない、未来もない。嫌いじゃないのに、嫌いじゃないのに。

利剱と薄蛍
「まだ怖いか」伸ばされた手を握れば、温かい気がなだれ込んでくる。でもやっぱり、まだ怖い。とても怖い。これ以上、あなたを好きになってしまったら、どうにかなってしまいそうで。

先輩と後輩
部長早くこないかな、なんてわくわくしながら待ってるお前の憎たらしさときたら!だが「部長今日は休みだ」という知らせは30分後にしてやろう。ざまぁみろ、30分後の我が後輩!

シスターとマリア #3
喧騒で、いきなりフラッシュバック。闇に引きずられる直前に背中を押されてまた日常のパーティーに戻る。大丈夫か、と言われる前に「触らないでウジ虫以下の変態さん」と言わなければ。

神威と神楽
「神楽が妹でよかったよ」「は?何アルカ、藪から棒に」「神楽が妹じゃなかったら恋に落ちて嫉妬に狂って散々いたぶって監禁してるね」「この体勢でそういう!」この体勢=押し入れ上段において無理矢理二人きり

蛭魔と姉崎
「蛭魔くんとキスしたくないっ!」と全身全霊で拒否をする姉崎のその言葉に頭を鈍器で殴られたような気分になるが、どうでもいい。兎に角させろ糞!!

沖田と神楽 #3〜5
出会い頭に衝突して、そこから恋が始まるなんて所詮二次元の世界の話だろう、と沖田は思っていたし、これからもそう思う事にしていたかった。しかし、出会い頭に衝突した女、いわば『運命の女』はとんでもない事を口にした。「私を床上手にさせろヨ」
出会い頭でなくともその科白に虚を突かれた沖田が黙っていると、彼女は「だから、床上手」と言った。否、それは聞こえてるんですけど、お嬢さんと沖田が言えば彼女は「女はな、床上手が一番だって銀ちゃんが言ってたアル。だからお前に教わりにきたアル」
分かって言ってるのか、否、分かってる筈などない。こんな事を頼むなんてありえないと沖田自身が一番知っていた。ふざけんな、と言って顔をそむければ彼女はノー天気に「じゃあ銀ちゃんに教わってくるアル」なんていうものだから沖田は思わず、彼女のマフラーを引っ張っていた。

シスターとマリア #2
彼女の過去をもっと知りたいと思うのに、一歩踏み出すには自分の経験値の少なさに愕然とする。落としたら、また作り直せばいいと思い切るには経験値が豊富すぎる。若くありたい、歳を重ねたい。29歳で思う事はそんな感嘆ばかりだった

シスターとマリア
この河川敷の住民、いえそれどころか世界で、一番彼の身体の隅々を −そして向こうも私を− 知っているだなんてこの世の終わりだと思わない?それでもまだ知る事が、知らせる事がある気がして、世界の果てはまだまだ先だと思い知る。

シェゾとアルル #1、2
シェゾはさ、なんでボクなの?と女は言った。そんなの魔力が欲しいからに決まってる。何万回もおまえに言ったじゃないか。だが服を掴む手は震えていて、そんな事は冗談でもいってはならないと何かが警告していた。
魔力がほしい、なんて最早使い古しの言い訳だという事に気が付いたのは随分前だった。それでもお前に会いたくて、わかっていても言ってしまうのだ「お前の魔力がほしい」と。

沖田と神楽 #2
首までまっかになった姿を見て、ざまァと思った。勝気な女など、接吻の一発でもすりゃ黙るもんだ、と勝ち誇っていたら、俺も口元にそっと手を当てながら歩いてる事に気がついて、心の底から嫌気がさした。

バカイザーと神楽さん #2
女は獣でも見るような目つきで皇帝である俺を睨む。恫喝してやろうと思ったが、目に映る女にはあの二年前の幼かった娘の姿はない。口をつぐんで柄にもなく、見惚れた。思わず脊髄反射で思った事を口にしたらもっと嫌そうな顔をして『宇宙征服加担の方がマシ』と言い捨てた。

バカイザーと神楽さん
偉そうなツラに傘先を向けてやりたい。世界征服でもしようというのか?馬鹿馬鹿しい、私ならいっそ宇宙征服をしてやる。その時は皇帝閣下の首をとってやろうと思った。だけど皇帝の口から出たのは宇宙征服よりもありえない「王妃にでもなりますかィ?えいりあんはんたーさんよォ」だった

沖田と神楽 沖田高校三年生、神楽高校二年生
おきた先輩、なんて歯の浮いたような事を云うもんだからからかってやるつもりで振りかえったら泣いていた。小さい体を震わせて、卒業しないでと、聞いた事もないような声でいうもんだから、口より先に体が動いていた。「抱いてなんていってねーヨ!!」うっせ

唯と梓
その振動は肌を伝って心臓へ。この振動を明日からは感じる事がないのだと思ったら私自身が震えてきた。「あずにゃん?」先輩、名前呼ばないで。なんて思ったら「あずにゃん大丈夫だよ、ずっと呼ぶよ」思わず頬に張り付いてた先輩の顔を押しのけて人の心を読まないでください!と叫んだ。

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